お知らせ
「お取り持ち」は、もう無くなっていますか?
「お取り持ち」や講組 など、私の父の葬儀の頃(20年前)までは、住んでいる地域の方々が、葬儀の時にお手伝いをしていただき また、逆の場合はお手伝いに行く 制度(?)?)がありました。 言い方・名前は、地域によって変わると思いますが、昭和40年代くらいまでは日本全国で、当たり前にあったと思います。
私の住んでいた田舎(一宮市の外れ)は、特にご近所の冠婚葬祭はお手伝いをお互いにすることが当然だとされていました。 しかし、最近では武漢肺炎(新型コロナウイルス性肺炎)の自粛要請などもあり、お手伝いに行く方も来ていただく方も「お互いにコロナが移ったら怖い」こともあり、一切無くなっているそうです。
外出自粛要請・緊急事態制限などの前から「家族葬」が主流になってきて、ご近所の方がお手伝いをするにも、葬儀式場での受付に入っていただく(親戚と一緒にする)くらいしかなかったと思います。 もちろん、現在では昔ながらの自宅を片付けして葬儀をする方もいなくなりました。 そして、お手伝いを辞退されることも多くなっていました。
時代の流れと言えるでしょうが、ある程度の強制的にお手伝いなどをすることによって、共同ですることからご近所の方と信頼が築かれてきたことが無くなることは寂しい部分だと思います。