お知らせ
ご遺体の長期の預かり
あまりないことですが、身元が不明の方や、血縁者との付き合いが一切なくて葬儀(と相続)を引き受ける方が見つからなくて、遺体を長期預かってからの葬儀をされる場合があります。
弊社のような零細の葬儀社では、長期に預かるための冷蔵設備はありませんし、エンバーミングと言って、遺体を傷まないように体液を抜いて防腐処理をすると、とんでもない費用が必要になり葬儀代金さえ支払先が不透明な場合には無理です。
大手の葬儀社さんは、一部の葬儀式場や本社に長期預かり可能な冷蔵設備を供えています。 多くの場合は「棺ごと入れることが出来る」「マイナス○度までの低温の管理が可能」の大きなサイズのモノになります。 弊社の場合は、設備を供えた会社に依頼をすることになるのですが、特殊用途なので費用は安くありません。 おおよそ三日以上になると一日あたり一万円くらいなのですが、いつまでなのか判らない場合には困ります。
また、葬儀社によっては警察等と提携されて、身元不明者の預かりを一手に引き受けている葬儀社もあります。 一度、見学させていただいたのですが、関東圏の葬儀社の預かり施設と同じくらいの大きさ・数で、おおよそ40体以上を一度に預かれる施設でした。