お知らせ
葬儀業の歴史は意外と浅いです
今でも、覚えている人もいると思いますが、お葬式・葬儀・弔いは、昭和20年代までは、地域の住民が主体となっていました。 葬儀屋・葬儀社と呼ばれる事業形態が出てくるのは、戦後の混乱期を経てからだそうです。
私の好きな落語にも、葬儀に纏わる話があるのですが、早桶屋・棺屋などの名前で、お葬式や葬儀に関する道具の貸し出しや販売をすることが商売であり、葬儀を取り仕切るのは、地域の住民(隣組とか)でした。
それが経済成長などの理由で、地域の結束が薄れたり、お金で任せる方が良いとなってきてから、葬儀・葬式を請け負う形で、現在のような葬儀業が始まりました。 都会から徐々に、地方へと広がっていき、現在では、実家のある一宮市でも地域の方のお手伝いは無くなりつつあります。
バブル景気などもあって、豪華で派手な葬式・葬儀や、それに伴う葬儀専用ホールなどがたくさん増えて、葬儀業界は儲かっている・荒稼ぎしているとなりましたが、それも昔の話となり、現在は「家族葬(同居家族+兄弟くらいまで)」や「直葬」が主流になり、葬儀本体の売り上げの低下・追加料金が見込める お供えの生花や料理、返礼品なども数が出ない+不要と言われる喪主(遺族)が増えました。
でも、日本自体が不景気なのだから当然の流れだと思いますし、喪主様世代が高齢化(60代が増えました)ので、自分たちの生活を守る・付き合い自体が減っているから当たり前です。 これからの葬儀・葬式は無駄なコストを掛けないで、納得がいくのはどうするのが良いか?を考えるようになったと思います。