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お寺と神社の違い 分かりづらいですか

日本人の多くは、普段の生活で「自分自身や自分の家族の宗教を気にしていない」のですが、葬儀・葬式となると、無宗派だから無宗派で良いとなる方は、それほど多くないです。

葬儀で仏教は、一番多くなりますので、参列した経験がある人も多く イメージがしやすいと思います。  神道の神葬祭は、仏式の葬儀に比べると地域差もありますが、圧倒的に少ないです。 だから、神葬祭の場合は「礼儀や玉串の供え方などを調べてから、参列をする」人が多いと思います。

なんとなく、仏教は「お釈迦様・仏像・〇〇如来や〇〇観音など」を本尊として、葬儀となると頼む・法事にお願いするのが仏教であり、お寺と言う感覚では無いでしょうか。   神道は「神様・氏神様・・などをお祀りしていて、お正月や七五三などの時に参拝するのが神社」と思っている感じではないかと思います。

そして、神社と寺が、同じ敷地内に存在しているコトは実は珍しくないです。 詳しくは高校・中学の授業でも習うと思いますが、神道(自然崇拝・先祖崇拝を含む)に仏教が混ぜられている(政治的な理由があります)ので、神様と仏様は「同じであり、仮の姿では〇〇神と言ってました」という話になり、同じであるならどちらも大切にしようとか、仏教こそが正しい(新しい政治的にも都合が良い)と寺に変更をすることもあったようです。

日本は、自然への畏敬の念が神となったり・先祖の中の優秀な人を神として祭ったり、疫病や災害を鎮める為に神として敬い祀っていました。 そこへ、インドで生まれて、チベットを経由して中国(当時の随)へと伝わった仏教を、政治に利用する(当時の世界は、宗教と政治は切っても切れない関係でした)為に、日本へと輸入したのです。 そして、仏教の正当性と政治の都合として、神は仏が日本へ来るまでの仮の姿で、本物の仏の教えが来たとしたようです。

どちらが正しいとか、上・下ではなく、長い歴史の中で交じり合っていて影響しあっていると思います。