×
お問い合わせ アクセスマップ 電話する

お知らせ

カラーボックスを仏壇にする

私が、以前働いていた葬儀社で担当させていただいた方の話です。

家族葬(親戚様は参列する)を選択されて、お寺様もお一人呼ばれての葬儀でしたので、当時としてはやや規模の小さい葬儀だったのですが、子供様が遠方に暮らしていることや、親戚様も少ない(10人くらい)ので、派手な葬儀を望まないことと、簡略化できる部分は簡略化をしたいと希望をされたので、香典無し+受付は返礼品を渡すだけの葬儀でした。

そして、初七日が終わってご自宅へ枕花(供花の一種)や後飾り祭壇(お骨を49日法要まで飾る・仮の祭壇)を運んでセッティングするのですが、仏間や床の間が無い家でしたので、どこにセットするのかを確認しますと『後を取る人がいないから、おばあちゃんやお爺さんの位牌はここに飾ってあるんです』と教えていただいたのが、カラーボックスに蓋がついているタイプ。

初めてカラーボックスに位牌を飾っているのを見たのですが、三段に分かれて本尊・写真・位牌 三具足 線香などの消耗品 となっていて、とてもシンプルで使いやすそうでした。 遺影写真は流石に小さいタイプを飾っていましたし、位牌も大きいものでは無かったですが、必要にして十分だと感じました。

お仏壇も家具調タイプなども有りますし、無理に大きいモノや高価なモノを揃えなくても、供養する人が納得することをすれば良いのだなと思います。