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カルピスソーダをお供えに

以前に依頼いただいた葬儀の遺族(お孫様)が、カルピスソーダ500ml缶を祭壇へとお供えされていました。 亡くなられた方は80代の男性でしたので、なんとなく「おじい様がお好きだったのですか?」とお聞きしました。

すると『好きだったのかもしれないけど、私が遊びに行ったときにいつも買ってくれていた思い出の味なんです』との答え。 そんなエピソードを聞かせていただけるたびに、葬儀の仕事をしていて良かったなと思います。

お孫さんが遊びに来るのを楽しみにしていたであろうと想像して、あったかな気持ちをいただけます。

葬儀・葬式・弔いは、元々はそんな気持ちを表すために始めて、時代と共に徐々に変わりながらも続いているのだと思います。