俗名とは

葬儀で「俗名」として、本名を呼ばれる事があります。　なぜ、そんな呼び方をするかと申しますと「俗世間」にいる時の名前であり、仏弟子や出家したときにいただく「法名」・「戒名」と対をなす名前になるからです。

神道では諡（おくりな）や諡号（しごう）が、俗名に対する名前にあたると思います。

分かりづらい部分としては、仏教系では「出家もしくは、戎を授かったとき」に、いただくので死んだから名前が変わるという意味ではない。　　神道では、死去された方に、尊称として諡を送る。　ところが違うと思います。

無宗教の方の場合は、俗名のまま　葬儀（弔い）を行う事が普通ですが、どうしても気持ちが落ち着かない等の場合は、宗教者に事情をお話されて「戒名」や「諡」などをいただくことを検討されても良いと思います。　　供養していく人が、気持ちが落ち着かないのでは、生活などにも差し障りがあるといけませんので。