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元銀行マンが喪主様の葬儀

以前勤めていた葬儀社で担当させていただいた葬儀で、元・有名銀行勤務の方が喪主様だった時の話です。

葬儀の打ち合わせの時から感じていたのですが、かなり細かい部分・金額まできちんと確認をされる方だなと印象を受けていたのですが、私自身が経験が少なかったので、面倒でも全てを説明をする(相手に内容を理解していただくようにする)ことを大事に思っていたので、ある意味分かり易い喪主様でした。

葬儀内容は、当時は良く選ばれた150万円の葬儀セットで、一般葬を選択されましたので、返礼品や食事の代金を合わせると200万円を超えるくらいの内容になりますが、専門用語やどれにいくらの費用(セット価格で表示だったことと、個別の品目の金額が書かれているものと書かれていないモノがあったので)なのかを確認をされて、こちらが渡すお見積書とは別に自分で計算をされて葬儀総額(お寺様へのお布施や永代供養の費用+葬儀社への支払い+親戚などから頂いた供物の数や金額のまとめ)を表にして、何かの時の参考にしようと作られていました。

喪主様が比較的若く(70歳)ご近所や子供様の勤め先の方なども来られたので、その当時でも参列者が多い葬儀だったと思います。 また、葬儀自体は恙なく済んで、引き上げ初七日・自宅へ枕花などを運ぶことも無事に終わったのですが、ご集金の時に先輩社員が同行して金額を数える・担当者は葬儀の内容についての話や、その後の供養についての話をすることをしているときに、金額が足りないと先輩が言い出して、三度めの確認(流石にこのときは、自分が10枚づつまとめて金額のダブルチェックをしました)の時に「ありました。。」となり、喪主様が、かなり気を悪くされてしまいまして、途中までのキチンと出来て良かったと思っていた気分が、平謝りでしぼんでしまいました。

帰りの車中で「ピン札ばかりで帯をしていたから、くっついて数えにくかったから仕方ない」と先輩から聞きましたが、軽率に「足りない」などと発言するほうが問題だろうと思いました。

また「細かい喪主でやりにくかっただろう」などと言われましたが、大切な儀式だし大金を三日くらいで、かけることだから当然だと思うので、何も答えずにいました。