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孤独死現場ですること・出来ない事

霊柩車会社に勤めていた30年前くらいの今頃の時期に、戸建て住宅での孤独死の方を、大手互助会系の葬儀社の式場へと移動する仕事がありました。

現場には、まだ警察官が一人残って、遺族の方に話をしている状態でしたが、葬儀社の担当者は「了解は得ているから、部屋に棺を入れて納体袋に納めた故人様を入れる・棺は臭いが漏れないように目張りをする・・など」と指示を得て、作業を始めました。

やや蒸し暑い陽気だったので、臭いがきつかったけど部屋に棺も入れれるぐらいだったので、15分程度で棺に納めることが出来ました。 棺に入れてから寝台車へ乗せて、葬儀式場へと移動になるのですが、遺族の方が『故人が寝ていた布団の下に預金通帳や土地の権利書があったと思うけど、持ってきてほしい』と担当者に依頼されましたが、貴重品は家族で確認して欲しい+それは葬儀社の仕事ではないので出来ないと、やんわり伝えていました。

葬儀社も霊柩車会社も、故人様を移動する・葬儀の打ち合わせや準備をすることは仕事の範疇ですが、貴重品を探す事や、それを持ってくることは仕事の範囲外であり、疑われるようなことは出来ないので手伝うにしても限度があります。