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孫からの手紙・折り紙

私が以前に勤めていた葬儀社での話です。

80代の女性の葬儀のアシスタントとして入った時に、式場の手前にある休憩所で未就学児童~中学生くらいまでのお孫様が集まって、折り紙を折っている姿を見かけまして「兄弟の面倒を見ているのかな?」と思って、近くで見ていたら『おばあちゃんにお手紙を書こう』と中学生(小学生の子も)が小さな子供と一緒に手紙セットのようなモノに書いていらっしゃいました。 ただ、幼児には文字がうまく書けなかったので、折り紙を折ってでも良いねと・折り紙+手紙となりました。

手紙として便せんにカラフルなペンを使って、楽しそうな事を書かれたり・イラストを描く子もいれば、文字をビッシリと書き込む子もいました。

また、折り紙組の小さな子供たちは、折り鶴、奴さん・袴、魚、手裏剣などなどを色んな紙を組み合わせて、たくさんの折り紙を作っていました。 お母さんらしき人が折り方を教えながら、出来た折り紙に色を塗ったり、文字を書いたりして賑やかな感じの折り紙を作っていました。

出来上がった手紙・折り紙は、通夜の時から棺の上に置かれて、孫さんの気持ちが山盛り状態になり、参列された人たちも楽しい気持ちになったのではないかと思います。  最後にお別れの時に棺の中へ全ての作品を納めて、ご出棺となりました。