家族葬は昔に戻っただけではないかと思います

私が葬儀業界に入った頃は、今でいう「一般葬」が主流であり、ご近所の方々が参列をしていただくことが当たり前であり、葬儀の主体が社会的な繋がりを重視している事で、その１０年前くらいまでならご近所のお手伝いが当然であり、地域の葬儀と言う意味合いがあったと思います。

江戸時代の隣組制度や、村社会（協力し合って生活をすることが当然）の時代からの流れで一般葬と言う形になったのだと思いますが、稲作（農業）が主流でなかった頃の葬儀・弔いは家族だけで埋める・副葬品を一緒に埋めるくらいだった遺跡があるそうです。　立場によっては地域での葬儀もあったでしょうが、家族単位での葬儀（死体の処理としての土葬）は多かったのではないかと思います。