お知らせ
店舗兼住宅での孤独死
20年ほど前の仕事で、名古屋市にある店舗兼住宅での孤独死の方を、今では大手になった葬儀社さんの式場へと移動する事でした。
ご自宅の前が道路が狭くて、駐車をしていると通行の邪魔になるので少し離れた(50メートルほど)大きい道路で待機をして、故人様は葬儀社のスタッフ(担当者以外にも3人で、合計4人)が2階の住居から一階の店舗まで降ろしてくるとの事。
20分ほど待っているけれど、携帯への電話も無いので 様子を見る為に現場に行くと、一階は片付けられているけれど二階は荷物が大量にあり、片付けを4人がかりでしていて、故人様はベットでそのままでした。 片付けは後でも出来るし、移動が終わらない事には仕事が終われないので、担当者さんに「申し訳ないけど、先に故人様の移動をしませんか」 「状態の悪い(臭いが出ている状態でした)から、余り触りたくないけれど、ここに来ている人がやらないと誰もやってくれない」と話をして、通路になる階段部分の荷物の移動と、故人様をどうやって納体袋に納めるのかを決めて、10分ほどで一階に用意してあった棺に納めることが出来ました。
店舗兼住宅は階段が幅が狭くて、急な階段である場合が多いので、かなり移動することが大変なのですが、人数が多くても人が入れないので厄介です。 また、状態の悪い故人様の場合は納体袋に入れないと、臭いや汚れが大変になります。 移動をするだけでも人件費や道具が必要になりますので、葬儀の予算もその分必要になります。
誰でも、突然死や孤独死の可能性はありますが、それに伴う手間やお金も必要になりますので、私自身も気を付けたいと心底思いました。