お知らせ
弔いはお金を掛けなくても出来ますが、気持ちを込めていただきたいと思っています
以前の勤め先の葬儀社で、打ち合わせをさせていただく時に「世間並で・・」とか「普通ぐらいで・・」と言われる方が、半分近くいらっしゃいました。
ある意味では、葬儀社にとって一番良いお客様です。 「世間ではこれぐらいが・・」と祭壇セットをお勧めすれば、ほぼ決まりましたし、「このあたりの地域では、この辺りの祭壇が・・」となると、やはりその前後の祭壇をご注文いただけました。 また、隣組などが無くなっている地域では、風習やしきたりなどを気にされることもありませんので、葬儀社の誘導する方向の葬儀へと決まっていきます。 それは時代もありますし、世間体や人目を今よりも、もっと気にされていたからだったのですが、葬儀・法要が終わってから請求書を持って行った時に「バタバタしていたね」「気を使って疲れた」などの、無事に終わった安堵の感想を聞くことが多かったです。
それから、セレモニー想縁を創業して、同じ葬儀と言う仕事なのですが、自分の思う「お客様の事を考えた葬儀」をしていく中で、終わってからの言葉が「最後まで〇〇とゆっくり過ごせた」「思っている通りの葬儀が出来た」などの言葉を聞けるようになりました。 ご家族が希望すること・葬儀社(知識がある)としてのアドバイスなどが上手にまとまった葬儀が理想です。 場所や建物や人などできない事も多い中で、出来るだけ納得していただけるようにしています。
豪華な祭壇や大きな式場を否定する訳ではなく、残された家族の生活・故人の遺志を反映して、弔う気持ちが集中できるような、お気持ちが少しでも安らぐ葬儀をしていただきたいと思います。