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昔のお弔いでは祭壇などは無かった

私が知る範囲になりますが、明治時代・大正時代くらいまでは仏式のお葬式には祭壇は使われていなかったと思います。 映画やテレビ時代劇(時代考証がされていると思います)でも、葬儀のシーンでは棺のみで経机(小さい机)にロウソク・線香・花などが乗っているくらいだったり、墓地でお葬式をするシーンでも机に三つ具足くらいあったと思います。

仏教が伝わってきた飛鳥時代でも、学問としての仏教(政治としても)が主体でしたので、一部の特権階級の人で仏教の推進派の方くらいしか僧侶を呼ぶ事も無かったそうですし、臨終の間際に「仏の教えであるお経を枕元で聞きながら死ぬ事で安心できる」などの話が合ったそうです。

平安時代では、仏教は更に政治にも食い込み・学問としてもとても盛んになったそうですが、葬儀に僧侶が来ると言うのは”知り合いとしてくる”だけであり、お経を唱える為などの現在のお葬式とは違ったそうです。