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火葬場予約の移り変わり

現在の火葬場の多くは、インターネットで登録した葬儀社による仮予約・本予約などネット環境を使用して、人力をなるべく減らす形が多いです。 ですが、インターネットが導入される前は、電話予約や、直接手続きに役所や火葬場までいくことが当たり前でした。

役所や火葬場に日勤の方がいる場合は、手が空いた人が対応するのですが、閉庁時間や休日は、夜勤者を交代でしたり・休日出勤者を頼んで対応していました。 また、場所によっては日勤者がいないと予約ができない事もあったそうです。

私の勤めていた霊柩車会社は、電話予約の当時に名古屋市の火葬場の予約を、代行で受付管理していました。 その当時の名古屋市は火葬場が一つしか無くて、火葬炉が日本最大数で、各区役所がバラバラで予約をすると混乱や重複などの問題が発生しかねないからだと思います。

予約を管理するので、空いている時間帯や翌日・翌々日の予約状況も判りますし、各葬儀社の予約数・施行件数などの情報も判ります。 その状況を利用して、特定葬儀社を優先してしまう・事前にまとまった火葬炉を取っておくなど、癒着行為などがあると言われていました。(実際は、部署が違うので分かりません)

現在のネット予約は、仮予約の時点で「取り消し」や「時間変更」を頻繁にするなど、他の利用者に迷惑が及ぶ行為(予約できないと判断して時間をずらしたら、空いていた)を防ぐために、頻繁に変更などを行う業者にはペナルティーがあるそうです。 また、ネットですので融通は利きませんから、必要な情報が入力できない(例えば本籍など)は予約が完了しません。

空き情報が一目でわかるようになっていたり、出先からでも予約ができるなど便利になっていますが、通信障害などが起こると全く対応できなくなるなどの問題もあります。