お知らせ
生活に余裕がある方はお葬式も豪華にする?
私が葬儀業界に入った頃には、お葬式への予算(葬儀社への支払い+宗教者へのお布施など)は、200万円~くらいが多かったと思います。 葬儀社は大儲けでしたし、お寺様もお葬式が月に3件もあれば安泰だと言われていました。
しかし、その当時でも『お葬式・宗教者に多大な金額を支払う事は疑問・嫌』と言う方はいらっしゃいました。 芸能界の方でも「戒名は自分でつけるし、坊主は不要」とおっしゃって、実際に亡くなって~その通りにされた方もいますし、お葬式自体に宗教色を感じるのが嫌で「告別式」と言う言葉・形式を作って、宗教者を招かないお葬式(?)をされた方もいらっしゃいます。
また、裕福な方でもお葬式(祭壇や霊柩車、お食事に返礼品)などにかけるお金は、無駄だと言って「自分の葬儀は家族だけで、祭壇も不要・香典なども一切不要」と遺言して、行かれた方もいらっしゃいます。
そして、実は葬儀業界の人間は「お葬式にお金を掛ける事はしない」です。
生きている人間(ご遺族など)が、キチンと生活が出来る事が一番大切であって、生活が成り立つから「葬式・供養」が出来るのです。 「お葬式・供養」で無理をすれば、生活が破綻するかもしれませんし、そんな事になれば故人様が心配をすると思います。