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白木祭壇と仏教の関係とは

お葬式のイメージと言えば、私と同じくらいの年代(昭和40年~50年生まれ)の方なら、大きくて立派な白木(白い木)で作成された祭壇を飾っている事がイメージされるのではないでしょうか。

白木祭壇は、神道の八足(はっそく)と言う白木(塗などをしていない白系の木)で作成をされた神を祭る為の段が元になっているので、お寺では祭壇と呼ばれるものはありません。  ご本尊を祀ってある段は須弥壇(しゅみだん)などと言って、祭壇とは形だけは似ていますが漆塗りであったり、金箔などが貼ってあるなど浄土・極楽(ご本尊がいると言われている場所で、死後に行けると言われている場所)をイメージをした飾りや、ご本尊に対するお供えをされています。

お葬式で白木祭壇を使用するようになったのは、昭和になってから京都の「輿・棺を扱うもの」(現在の葬儀社の原型)が、お葬式を立派に見せる為に貸し出しを始めたという話が有ります。  つまり、それ以前には白木祭壇はお葬式には飾らなかったのが常識であり、時代劇で見る様な枕元の飾り(枕飾りと現在では言います)程度が普通の庶民のお葬式でした。

お葬式がどんどんと立派に豪華になってきたのは、バブル景気などの影響なども有ったと思いますが、逆に考えれば景気の低迷が続いている状態なら祭壇などの飾りが小さく・省くなどは当然だと思っています。