神社で「お葬式」はしないのか？

お葬式自体が初めての方が多いし、核家族化が進んでいるので、「お葬式」は葬儀専用の式場で行うと思っている方も多いと思いますが、昭和の末くらいまでは、ご自宅やお寺、公民館などでのお葬式が一般的でした。

そして、当時でも仏式のお葬式が９割でしたが、少数ですが神道での神葬祭を行う方もいらっしゃいました。　しかし、神葬祭は神社で行う事は一切ありません。

理由としては、神道や昔からの習わしとして「神様は穢れを嫌う」として、「死」自体を穢れとして捉えて、「死」を神社の境内に持ち込むことはタブーとなっていました。　　現在でも、神社の施設や境内での神葬祭は無いです。

また、お葬式の参列後などに「塩を振る」「塩をまく」事は神道の清めの簡略化で仏教では不要と解釈されています。