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祭壇は不要だけど、お経は欲しいお客様

以前に勤めていた葬儀社の時に依頼を受けた方の話です。 住宅街にある借家にお住まいの方で、お爺様がお亡くなりになったので、お連れ合いのお婆様と息子様(喪主)だけで、自宅で葬儀の依頼でした。

居間に当たる部屋で、祭壇は飾らないで・お寺様を葬儀の読経だけでお願いすると言うことでした。 予算が30万円までだったので、お寺様に無理を言って10万円で勤行・戒名授与(引導法語はしない)で依頼して、棺と生花を一基、前机だけの飾りとなりました。

通夜に当たる日には、家族だけで見守るということで、立ち合いは無しで焼香の道具の使い方を説明して帰りました。  葬儀の日は、お寺様のお経が15分ほどと遺族の焼香~ お別れでの花入れをして出棺となります。 しかし、留守になるので片付けも並行して、道具類を家から出しながらで人手が少ないと忙しいです。

当時、勤めていた葬儀社では、祭壇無しとか式場の使用料(¥80000)が支払えないお客様は、変わった人扱いだったのですが、現在の状況を考えると先取りだっと思います。

残った家族にとって必要なサービス・品物だけを選んでの葬儀は、当たり前になって良かったです。