葬儀費用の負担

10年ほど前までの葬儀では、喪主（遺族）が葬儀費用（葬儀社への支払い・寺院へのお布施などの総額）を負担して、香典でいただいたお金を支払いの一部として使うことが当たり前でした。　　しかし、家族葬が増えてくる中で「香典をいただかない」方や、ご近所や仕事関係の方を葬儀に呼ばれないことが多くなり、また、親戚様も高齢の方や、遠方の方はご遠慮願う葬儀も増えてきました。

今までの流れと同じ、喪主（遺族）が全てを負担するパターンが今でも多いのですが、徐々にですが「葬儀の費用を世帯数で割り、負担する」場合や、「香典の形ではあるけど金額は葬儀費用の一部に充填できる程にする」場合など、家庭・血縁関係によって、費用の負担を変えようとすることがります。

更に現在は直葬を選ばれる方が増えてきました。　　費用としては家族葬よりも安価になりますが、それでも何万円～何十万円の費用が必要になりますし、宿泊費や飲食代を誰が負担されるかも大きな違いが出ると思います。