お知らせ
霊柩車の運転免許
私は以前 霊柩車の専業会社にいました。 愛知県で当時は一社しか無くて独占企業だったのです。 入社は基本的に縁故による紹介が、ほとんどでタクシーやバスの運転手を経験した30~40代での入社が多かったです。
霊柩車は棺や亡くなった方を載せて、お身内も同乗しますので二種免許が必要だと思っていたのですが、紹介者も二種免許を持っていないまま入社して働いていました。 なぜ?二種免許が必要ないかと尋ねますと「遺体・棺は荷物の扱いになるので一種免許で大丈夫」だそうです。
最初は寝台車(内部にストレッチャーなどを載せれるように改造された、外観はほとんど市販車の霊柩車)の担当から始まって、徐々に洋型霊柩車や宮型霊柩車を担当するようになるのですが、当時は年功序列が当たり前で役職は少なく完全に入社した順番で先輩・後輩の扱いでした。
霊柩車の運転に関しては、よほどの大型霊柩車(ストレッチリムジンタイプなど)でない限りは、特に練習もなくそのまま仕事で行きましたが、宮型霊柩車は高さが問題になり入れない道路やトンネルもありました。
18年ほど在籍させていただき葬儀業界へと入るきっかけにもなったし、さまざまな経験をした思い出の多い会社でした。