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霊柩車会社とは

私自身が以前勤めていた会社も、霊柩車の専門会社でした。  システムのイメージとしてはタクシーやバスのシステムに近い感じがしました。 運転手付きで、依頼のある葬儀社に霊柩車・寝台車を手配して葬儀の一部をお手伝いする感じです。

昔エネルギー統制があった頃に、各葬儀社が自前で持っていた霊柩車・寝台車を、官主導で作った「霊柩車会社」に供出して、株主となり各葬儀社も依頼をして、霊柩車を使う形になったそうです。 その後、規制緩和の流れがあり、現在では官主導の形はなくなり、完全に民間会社なりまして 各葬儀社も外注よりも自社の方がコストがあると判断される場合は自社で運営したり、別会社で霊柩車会社(一般貨物の許可が必要になります)を立ち上げて運営されています。

私が入った頃は宮型と呼ばれる、お神輿のようなデザインの金箔を貼った霊柩車が最も依頼が多く、現在の主流となっている洋型・寝台車と呼ばれる、無改造のままの車や、ストレッチしたり、後部ドア部分を改造した霊柩車の需要は少なかったです。 依頼の数で金額も変わるので、改造費用が掛かっている宮型よりも、改造はそこまでしていない洋型霊柩車のほうが高かったと思います。

現在は、霊柩車の専業の会社と、大手葬儀社の子会社としての霊柩車会社の流れになっていて、価格競争も少しだけあります。  また、以前に比べて霊柩車の種類が少し増えてきて車種や値段、大きさなどの選択肢も増えました。  家族葬や直葬では霊柩車にこだわる方は少ないのですが、お車が好きだった方が亡くなってリムジンタイプやベンツを指定される方もありました。