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通夜・葬儀のマナー

通夜や葬儀は非日常なことですが、故人を送る大切な儀式なので礼儀やマナーは欠かせません。
もしもの時に役立つ、基本的なマナーや服装についてご紹介いたします。

受付・終了後

受付・開始前

受付では、お悔やみの言葉を述べてから、会葬者名簿に記帳し(機械タイプの場合はそちらで)、香典・淋見舞い(夜伽見舞い)を渡します。
香典はふくさに包んで持参するのが正式です。ふくさがない場合は、地味な色の小風呂敷か白いハンカチに包んでおきましょう。受付で包みから取り出すようにします。

身内(たとえば夫の両親や祖父母)の通夜の場合は、できる限り準備を手伝い、通夜開始30分前には遺族席(通夜の式場)について静かに弔問を受けます。
親族や近親者の通夜に参列する場合は、忙しい遺族に配慮して受付などの手伝いを申し出るなどされると良いと思います。

通夜当日もできるだけ早く到着し、遺族にお悔やみの言葉をかける余裕を持ちたいものです。 しかし突然の訃報を受けて仕事先から通夜に参列する場合は、やむを得ず遅れることもあります。
30分程度の遅れなら焼香に間に合うので、受付(葬儀社スタッフ)の人に案内してもらい、静かに空いている席へ。

終了後

お茶・菓子などの振る舞いは、故人への供養の意味がありますから、友人や知人の通夜に参列した場合も、お勧めされたらいただいてください(持ち帰っても大丈夫です)。
ただし、長居は控えましょう。遺族(喪主)か受付にあいさつをして早めに退席をしましょう。

※お悔やみ事の席では、「死」「死ぬ」「死亡」といった直接的な言葉はタブー。
 遺族へのあいさつは「お亡くなりになる」「永眠」「他界」などに置き換えて話す。
 また、「たびたび」「くれぐれ」「皆々様」などの重ね言葉も、不幸が重なることから避けます。
 キリスト教式や神式では、「冥福」「供養」「成仏」といった仏教用語を使わないように配慮されると良いでしょう。

通夜・葬儀の服装

通夜は多くの方が略式礼服(通称:礼服)を着用される方が多いです。
学生や子どもは、制服または地味な服装(黒や紺など)にされれば大丈夫です。
仕事帰りなどに参列される場合は、会社の制服やスーツで問題ありません。

女性の服装

一昔前までは、喪主の妻や故人の妻、娘は喪服(和服)が多かったのですが、最近では略式礼服がほとんどになってまいりました。
着慣れていない方は、和服で体調を崩される方もいますので、通常は略式礼服で良いでしょう。

男性の服装

現在では略式礼服(通称・礼服)での弔問が多くなりましたが、お勤め先の制服・地味な服装でしたら問題ありません。スーツならグレー・ネイビー・黒・茶で、ネクタイを黒系もしくは、地味で無地のものがあれば変えていきます。
一昔前は、礼服を着て弔問すると「事前に準備していた」と言われたものですが最近では、ほとんどの人が礼服を着用され・黒いネクタイを締められてます。
受付などのお手伝いの場合は、喪章などを付けて弔問される方に目印にされる場合もございます。

通夜・葬儀の持ち物

通夜の場合は「数珠」を持っていき、お付き合いや地域の風習によっては”淋見舞い”・”夜伽見舞い”と言って、菓子(~3000円くらいまでのもの)・お線香(~3000円ほどのモノ)・果物(籠盛 ~10000円くらい)・生花(お供え用 ~10000円くらい)を持っていかれる場合もあります。
また、葬儀へ参列をされない場合は「香典」などを通夜の時点で持っていきます。 その場合は香典は”袱紗(ふくさ)”に包んで、バックに入れていかれると良いです。
金額や”お供え”に関しては、ご近所の方・会社などのお付き合いなどで変わってまいりますので、地域の年配者(父母・祖父祖父母)に聞かれるほうが無難です。
お勤め先の場合は上司・同僚に相談されると良いでしょう。(会社規定がある場合もございます)

注意すべきこと

故人に敬意を表し、また喪主・家族(親戚)に対して弔意を表すことを、常に頭に置かれて”長々話す”、”大きな声を出す”などは控えられて、携帯電話をお持ちの場合はマナーモード・電源を切るなど心使いは最低限守ってください。
また、僧侶(宗教者)のお経・法話の最中は、私語は慎まれ厳かなお気持ち参列されることが大切です。

喪主・遺族様は、慣れていないことで疲れがあることを理解され気遣う気持ちをもって参列ください。