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孫が愛用品を受け取る

お別れの時に、故人の愛用品(火葬が可能なもの)を棺に入れるのですが、数珠を奥様が手にかけてあげようとしていると、お孫さんが「俺が使っていくから頂戴」と声を掛けられました。  凄く立派な数珠と言う訳ではなくて、一般的な価格の一部に虎目石が使われている品です。 それを聞いて奥様は「そっちの方が喜ぶだろうし、そうしよっか!」と判断されて、数珠はご自身が使っている木製のタイプに変えられました。

少人数の家族葬だったからの発言だったかもしれませんが、私自身も「自分が愛用している品を、子供が使っていくと言われたら嬉しいだろうな」と思いました。

お孫さんは中学生で、反抗期という事もあり、普段から仲良しとは言えない感じだったらしいのですが、最後まで名前を呼ばれたりしていたことや、小さい時から可愛がっていただいたことは覚えているそうで、素直に悲しいとか・寂しいとかは言わないけれど、何か思うことがあり愛用品を使う事を使っていくことを思ったのではないか想像します。

故人の大切にしていた品物を飾ったり・お供えしたり・棺に入れる それも供養であり、葬儀だと思いますが、受け継いで使っていくことも供養・弔いの形かもしれません。