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「お客様」を呼ぶ葬儀の衰退

私が葬儀業界に入った頃は、葬儀が自宅~葬儀社の式場へと移行し始めている時でした。 しかし一般葬と呼ばれる、ご近所・仕事などの社会的な関係者を呼ぶ事が当然であり、100人以上お参列者が来ることも普通だと言われていました。

参列者をたくさん集めることが、正しい葬儀の価値と思われていたようです。 故人様を直接知らない人(子供様の友人や知人)や、一度もあった事が無い人が焼香して・故人のお顔を見て・・などが普通だと思われていました。

そして、来ていただく参列者を「お客様」として接待をする事が、葬儀の重要なことだとなっていて、返礼品や食事の提供、お茶を振る舞う・お茶請け菓子を用意する などの、来ていただいたお客様への気遣いが重視される時代の葬儀は、祭壇なども高額でしたが、それ以外のオプションの価格が総額の半分以上(場合によっては7割くらい)となり、名古屋地区では『300万円は用意しておかないと、安心して葬儀も出来ない』との声がありました。

そして、時代は「家族葬」に徐々にシフトしてきて、「お客様」を接待する事が葬儀の目的ではなくなってきました。 亡くなった故人様と、残された遺族様のお気持ちを重視して、大勢の人を呼ぶ事が良い時代は終わり、故人様に縁がある人だけでの葬儀の時代になってきました。 そして、新型コロナのまん延で・・