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【映画】ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師 観ました。

コンゴ共和国の医師であり、2018年ノーベル平和賞を受賞された方のドキュメンタリー映画です。

知識として、アフリカ大陸にある国の多くは、政治が不安定で、危険で貧しい国が多いとは知っていましたが、映画の舞台となった場所は、武装組織が無数にいて非常に危険であり、政府も鎮圧出来ない状態(国境近くであったり、軍や警察が貧弱であったり、賄賂や買収が当たり前など)

レアメタルや錫などの鉱床が多くて、資源は豊かであるが住んでいる人の多くはとても貧しい。 貧しい原因の一つが、武装組織による資源発掘地域への支配であり、性暴力が手段の一つとなっていることを映画で説明してくれます。 単なる性衝動としての暴力ではなく、支配する手段としての暴力ですので、生後半年の赤ちゃんでも、三歳の子供でも、80歳を超える高齢者にも容赦なく振るわれて、体と心を痛めつけて消えることのない記憶で、その地に住む人々を支配する 奴隷が当たり前として存在していた時代と同じような支配をしているそうです。

そして、武装組織は今でも増えていて、被害を受ける人も増えているそうです。 日本はコンゴ共和国にODAや投資をしているから、貢献をしていると思っていました(他の貧しい国などにもです)。 でも、それが届かない位置・地位にいる人が、現代の出来事とは思えない状況で生活をしている。 タイトルになっているムクウェゲ医師や、その周りの人が治療やリハビリ、生活手段を教えるなど活動しているのですが、今日から状況が変わる訳もなく・明日も同じように続けていくことで、自分に出来ること・自分たちに出来ることを続けていき、少しでも多くの人が助かるように努力する映像は、人の良き心を見させていただいたと思いました。