ご遺体の移動

病院や施設で亡くなった場合は葬儀社に連絡されて、自宅や式場・安置所に移動となるのですが、葬儀社でも専門の道具が無いと厳しいです。　極まれにご自身で自宅に連れて帰ると言われる方があるそうですが、施設や病院内なら移動式ベットやストレッチャーを借りることも出来ますが、車に乗せることも困難ですし降ろすことは更に困難だと思います。

葬儀社が用意する寝台車にはストレッチャーや担架が用意してありますので、大人の男性が三・四人いれば自宅の部屋への移動も問題無く出来るのですが、ご遺体をそのまま運ぼうとすると持つ部分もありませんし、車から降ろそうとする時点で三人いても困難です。

ストレッチャーは高さの変更が出来て、車輪がついているので廊下の移動も一人でも可能です。　また、集合住宅のエレベーターの多くはストレッチャーへ対応できるように奥の部分が開いて入れることが出来るようになっています。　それとストレッチャーの種類によっては上下に分離出来るようになっていて、担架としての使用も出来るようになっていてストレッチャーが入れないような段差がある部分や狭い場所もかなり対応できます。

専用の道具は、やはり便利でそういったモノがあるのと無いのではかなり効率が変わってきます。　人海戦術ですれば対応できる部分もありますが、人を集めるのも大変ですし、夜中だったりすると不可能ですからね。