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キャバクラ坊主と、尊敬できるお寺様

葬儀社で担当をするようになると、お寺様と接触する機会が増えます。

その中で、印象に残っているキャバクラ大好きな坊主と、尊敬できるお寺様がいます。

キャバクラ大好きな防さんは、寺自体はそれほど大きくないけど、幼稚園経営で儲けているそうで、檀家さんからは本業(寺院経営)よりも金儲けが好きだと陰口を言われているのですが、本人は気づいていないのか? 通夜の席で説法をすることが大好きですし、檀家さんに対しても上から目線で教えを説きます。  時代と共にお寺さまも結婚をして子供を設けるようになったことは、理解できますがキャバクラで若い女性に接待されることが大好きとか言われている(見られている)人に説法や説教をされても有難みが無いですし、虚しいと思ってしまいます。

尊敬できるお寺様は、深夜(23時ごろ)に葬儀の日程を決める為に檀家様からお電話していただいた時に「今から行きます」と返事をされて、一時間以上をかけて喪主様の自宅まで来られました(檀家様が引っ越しをしていたので、遠くなっています) そして、そのまま枕経と葬儀日程の打ち合わせをされて、深夜二時頃まで喪主様の自宅にいられました。  そして翌日の通夜の前に「深夜に来ていただき、ありがとうございます」と話をしますと「先代から、『檀家の方に万一のことがあったら、何があってもすぐに駆け付けろ』と教えられていたので、実行しただけです」と話されました。 実は、お寺様は80歳近い高齢の方で、その師(先代の住職)の頃は、親戚などから養子として迎えられて修行をされた時代の方です。  想像ですが、かなり厳しい修業時代だったのだと思いますし、先代の言葉を守っている心に尊敬の念を抱きました。