お知らせ
喪主様が「子供を同席して打ち合わせをしたい」と希望された事があります。
以前勤めていた葬儀社の時の話ですが、やや田舎の地域の葬儀の打ち合わせの際に「息子を同席して、経験をさせたい」 「長男なので、困らないように側で見させたい」と喪主様より希望がありました。
勿論、ご遺族の一人ですし、いずれは「喪主の立場になる」方ですので、同席をいただいて打ち合わせをさせていただきました。 いつもなら「地域のやり方で〇〇で良いですか」と省略する内容部分も、出来るだけ分かり易くと思いながら打ち合わせをしましたので、いつもの五割り増しくらいの時間が必要になりましたが、喪主様の意向が「子供を思う心」と「頼りにしている気持ち」が感じられましたので、良い経験をさせていただいたと自分自身も思いました。
喪主の立場になった方は分っていただけると思いますが、全ての事項に対して目を通す+最終的な責任を受け持つ 事が、喪主の役割になりますので、忙しいですし責任感で疲れると思います。 また、風習が強く残っている地域では「変わったことをしている」のは、イメージを悪くすることが多いので、地域の風習をある程度理解するか・知っている人のアドバイスを受けることになるのですが、喪主様自身の価値観と合わない場合は「分っているけど・・」と思う人もいます。
最近は家族葬・直葬が主体になってきましたので、地域の風習をそこまで気にされる必要もないかと思いますが、、 その地域に住み続ける以上は、無駄な波風を立てないのも大切だと思います。