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孤独死などの話

弊社が創業してからは、まだ孤独死などの対応が大変な依頼はまだありませんが、以前勤めていた霊柩車会社などではありました。

葬儀社も同じだと思いますが、霊柩車会社も「度胸付け」や「最初にきついのを体験させておく」などと理由を付けて見習いの時点で行ったりします。 私が最初に行った孤独死のご遺体はアパートの二階にお住いの40代の女性でした。 ある程度の状況は電話当番から聞いていたので覚悟をして行ったのですが、アパートの造りが中階段で40度くらいの階段で上がるようになっている古い造りのアパートで棺を持って上がることは不可能でした。

一回の入り口近くに棺を準備して、葬儀社の担当者と二人でお部屋に行ったのですが、ドアを開けるとすぐさま異臭がしたのですが、故人様は奥の部屋で検死をされていました。 布団の上に安置されていたのですが、真夏(八月頃だったと思います)の死後一週間の状態は体色がかなり変わっていまして、お顔は判別に苦労されたと思う状態でした。

そして、棺が上げられない以上はお体を担架で運ぶことになるのですが、その前に葬儀社の担当が用意した納体袋(ボディーバックとも言います)に納めてからでないと体液が出てきますし、自分たちも手袋などはしていますが服やスラックスはそのままでしたので、出来る限り触らないように・でもキチンと袋に入れないとダメという作業です。

何とか納体袋に入れて、棺に入れるまで運ぶのですが・この時点で汗だく状態なうえに異臭の漂う部屋で少し虫も発生していました。 担架に乗せて男二人で運ぶことになったのですが、いくら女性で軽いと言っても40キロ以上を二人で運ぶ+階段を下りる作業は苦労しました。。

無事に棺に納めて、安置する場所(葬儀社の式場)まで搬送して終わったのですが、後日 故人のお父様からお礼があったそうです。 手紙など形が残らないと何も出せないと言われましたが、自分がやっている仕事を認めていただいたようで嬉しかったです。