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お知らせ

宗教色を無くした葬儀を求められて

二年ほど前の葬儀になりますが、若い喪主様からの依頼で「自宅が建て替え中なので、庭に仮住宅があるから、そこで直葬がしたい」とご依頼がありました。

病院にお迎えに行きますと、喪主様がそこの医師でお父様が入院していたが、自分で看取られてお亡くなりとなり、自宅で葬式をしたい・直葬で考えているとの事でした。

ご自宅へ到着すると、大きな敷地ですが本宅の部分は、まだまだ基礎が終わった段階で建設資材などが積まれている状態でした。 そして、正面入り口から横にそれた場所にガレージと20坪くらいの小さな家があり、その家が安置場所であり葬式をする場所でした。

葬式の内容は、喪主である息子様と故人の奥様の意向が一致していましたので、非常にスムースに決まり、自宅での直葬で宗教者は不要・お骨も不要と決まりました。

葬式をする場所が、奥様が生活をするスペースでもあるので、一切追加のオプションも無しで、お花やお供えなども奥様を中心にご自分たちで用意されました。

葬式の日に20分弱くらいのお別れをされて、出棺~火葬となりました。 奥様と喪主(息子)さまからは「父・夫の希望の通りの葬式が出来た・自分たちだけでゆっくりと最後の時間を過ごすことで寂しいけど満足している」との言葉をお聞きしました。