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お知らせ

市営住宅での家族葬

一年ほど前になりますが、事前相談の時点から「自宅での看取りと葬儀を考えている」方がいらっしゃいました。

三か月ほど経ってから、自宅で看取られて・かかりつけの医師の診断書をいただかれたとのことで、ご自宅へ打ち合わせに行きました。 ご自宅の玄関部分が靴箱(作り付け)があったり、90度曲がって上がり框になっているので棺での出棺は「棺を立てる(中に入っている故人様や副葬品は下がってくる)状態で玄関部分を抜ける」もしくは「棺には一階のエレベーターを出たホールで納棺する」の二種類の提案をしました。

ご家族で話し合われて「棺にはエレベーターを出てから納める」を選ばれましたが、エレベーターホールは人が出入りがあるので、霊柩車の所で納棺して、改めて副葬品を納めることに決まりました。

お寺様を頼まれていましたので、通夜・葬儀はお寺様が導師として来られたのですが、棺に納めていない事情はご理解いただけました。 葬儀当日は予定道理にお経の終了後に故人をストレッチャーにてエレベーター~霊柩車までお連れしてから霊柩車の中で(狭いのですが)お別れとなりお花などの副葬品を納められました。

「本来なら自宅で棺に納めて出棺が、良かったのだけど自宅で葬儀が出来ただけでも良かった」と出棺の際に喪主様からお言葉をいただきました。 集合住宅の場合は邪魔だからと言って作り付けの家具を壊すわけにも行きませんので、今回のやり方になってしまいました。