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手話通訳講座で聞いた「高齢ろう者の生活」で思ったこと

講師の方自身も、ろう者の方で支援をする立場で働いている方です。

高齢のろう者は、当時の「ろう者への教育」や「社会的な状況」で、手話は使用を禁止され・耳が聞こえない事が遺伝的な問題があると思われた時代・口の動きを読んで話を理解する+耳が聞こえなくても話すことが出来るはず(実際は自分も聞こえないので、音の大きさや長さ、アクセントが分からない)など、ろう者にとっては、生きづらい状況だったそうです。

そして障害者支援学校(現在はろう学校)に入学しても、教育方針が「健常者に可愛がられるようになれ」「勉強よりも技術を身に着けて働け」「特定の職業にしか就職が出来ないけど差別ではなく、保護されている」などなど、日陰の人間として生きることを求められていたようです。

また、家族にも「聞こえない人間がいることが恥ずかしい」と考える人が居たり、「聞こえるふり」を求められたり、「聞こえない自分は無視されている」と思う状態で日々、声での会話を求められたりしたそうです。

時代が戦前・戦後の生まれの方になりますので現在の状況とはかなり違います。 でも、実際に合った歴史を知って欲しいと言われました。 そして、現在でも「情報保障」と言う聞こえなくても、聞こえる人と同じ情報を得られるようにして欲しいと言う運動が続いているそうです。

私自身は自分の世代でも、差別という意識は無かったけど障害者に対する偏見はあったと思います。 しかし、中には障害者であると嘘をついて、利益を得ている人間もいますし、障害を盾に「優遇する」事を求める人もいることも真実です。

私自身は、自分が出来る事として手話を学ぶことを続けて、出来れば通訳者なしでも会話が出来るまで覚えたいと思います。 また、仕事の面でも「相談」などを受けれればと思っています。