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枕飾りと枕経

葬儀の専門用語で意味が分からない言葉とか業界用語的な言葉があるのですが、枕飾りも、その一つではないかと思います。

枕飾りは現在では、故人様の枕元や布団の横に設置する飾りであり、内容としては、経机と言われる幅60センチ・奥行30センチ・高さ30センチ前後の机の上に、花立に樒(しきみ)・香炉に線香・ロウソク立てにロウソクが基本で、長持ちさせるために巻き線香(蚊取り線香のような巻いてある線香)や長時間対応ロウソク(12~30時間ほど燃焼するタイプ)や電気ロウソクを飾る場合が多いです。 また、宗派によっては小さな皿に団子をお供えしたり、故人が使用していた茶碗にご飯を山盛りして箸を立てて挿したりします。

飾る目的としては、故人への弔意で来られた方にお参りいただくためと、お寺様が枕経を上げるときに使うためです。 枕経は現在では、亡くなられてからすぐにいただくお経です。 亡くなられて直後は耳がまだ聞こえるとの解釈(昔は無くなる直前であったので)で、仏様の言葉であるお経を聞きながら亡くなることが大切とのことです。