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白木の祭壇は仏教は関係無しです

10年ほど前までは祭壇と言えば木で作った3・4段の階段状に飾る段と左右に生花などを飾っているモノが主流と言われていました。 自宅での葬儀の頃から葬儀専用式場で葬儀をする場合でも、分かり易くて特別感のある飾りとして使われていました。

私が葬儀業界に入った頃は、まだ大きな葬儀も小さな葬儀も白木祭壇が当たり前でしたが、徐々にベースの白木の段はそのまま使いながら生花を飾る祭壇が出て来て、更に進んでベース自体は机などにカバーを被せたものに生花・仏具を飾る生花祭壇が増えてまいりました。 その頃に「葬儀には白木の祭壇を飾らないとダメではないのか?」と業界の先輩に聞いてみたら、祭壇は神道の道具だし、飾りとして必ずしも必要ではないと教えていただき驚きました。

確かに、お寺に行っても白木祭壇は本堂にも飾ってありませんし、敢えて似ているモノとなると須弥壇があるのですが名前が違います。

また、神道の地鎮祭などを見た人は、飾ってある白木の祭壇にお供えが載っていて神職の方が、その前で祝詞などを上げているのを覚えているのではないでしょうか。 神道では、神を迎える為の道具として使われていて、江戸時代中期以降の神式の葬祭では使われてきたようです。