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相続と空き家

葬儀後の相続がスムースに進んでいけば、不動産の処分・引っ越しなど問題は無いのでしょうが、現金や現金化のしやすい有価証券などと違い手間・手続きが必要な不動産である土地・建物は時間が掛かりやすいです。

その中でも建物は、住むにしても売却するにしても希望売却価格にならないとか手数料の負担が多いとか、評価額と実勢価格の差があるとか面倒だと感じることが多いですし、納得のいく分配が決まらないといつまでも空き家のままになってしまいます。

すぐに購入希望者が現れるような都心の交差点角地などの好条件の物件でもない限り、希望する価格には中々届かないと思いますし、土地の分筆をすると容積率などの関係で土地の価値が坪当たりで下がりますので、実勢価格よりも下がるので厳しいかもしれません。

色々と相続以外の理由(故人の思い出の家を残したいとか)もあるかもしれませんが、住んでいない家は不用心ですし 雑草など庭の管理も手間がかかりますし、空気の入れ替えを定期的にしないと痛みが進んでしまいます。 時間が経てば経つほど建物の価値は下がり、メンテナンスの費用は増えてきますし放火や空き巣などのリスクも高まります。

各家庭によって理由は様々ですし、相続はかなりデリケートな話になりますがキチンとすることも供養の一部だと思いますので時間を掛けてもクリアされることをお勧めします。