老人保健施設と提携？　契約をしている葬儀社

私が葬儀業界に入った頃には、病院と葬儀社の癒着が多くて「指定葬儀社」と呼ばれる葬儀社が、病院で亡くなった方を搬送する権利（？）があるような風潮が残っていました（遺族の方にしても、病院が手配をしてくれた葬儀社・寝台車を利用するのが当たり前だと思っていました）

しかし、病院・葬儀社の癒着ともいえる（実際に、亡くなった方の搬送をするたびに紹介料の支払いがあったようです）関係が、葬儀価格の高額化や搬送料金が高額になる・公的な病院が特定の業者を優遇する・賄賂と接待など、社会問題になってきて少しづつですが、露骨な「病院による葬儀社の紹介」は無くなってきました。

そして、その頃から「老人保健施設を経営する葬儀社」や「老人保健施設に指定を貰おうとする葬儀社」などが増えてきました。　老人保健施設・病院を経営をする葬儀社と言うと危ない感じがするかもしれませんが、中身は謎です。　　また、老人保健施設に指定を貰おうとする葬儀社は、病院などと比べるとお金を掛けなくなった事と、葬儀社をお客様が指定するのが当たり前になってきたせいで、それほど熱心では無いようです。

当たり前ですが、老人保健施設の方・病院関係者だからと言って、入所者・入院をしていた方の葬儀を勝手に依頼する（搬送だけでも）のが異常なので、万が一そのような事が有っても、自分達（ご家族）で決めた葬儀社へ依頼をすれば良いです。　　時間が無いなど焦らせるような発言などが有っても、こちらで手配をすると言えば大丈夫です。