お知らせ
葬列を作る(?)
葬列とは、昔の「葬儀を自宅+墓地でおこなっていた時代に自宅から墓地に向かうときに参列者(遺族・親戚・寺院も含みます)が並んで歩いたこと」であり、古い邦画などのお葬式のシーンで当時の葬列を再現していたりします。
現在では、そもそも自宅から墓地(埋葬・火葬場所)に歩くことは無いのですが、葬儀式場での葬儀でも名残(?)としてお寺様を先頭に位牌・写真・骨壺などを持った遺族、親戚と棺(台車に乗っている場合と親戚などが手で運ぶ場合があります)が霊柩車まで進む間 真似事としてする葬儀社もあります。
位牌を喪主が持たれることは、問題になることは無いのですが、その他のお骨壺や遺影写真、お箸などを持つ人と並ぶ順番が中々決まらない場合があります。 特に人数が少なくて棺の運び手も足りない場合や、遺族・親戚が人数が多くて譲り合いなどがあったりすると決まらなくて大変だったりします。
位牌はある意味葬儀を象徴するものであり、遺族の代表者である喪主になってくるのですが、中身が入っていない状態の骨壺は道具でしかないですし、お箸は使用した後で処分されます。 また、遺影写真は故人の写真ですので大切なモノではあるのですが、元々写真は葬儀には特に必要ではなかった(写真を葬儀で飾ることは比較的新しいことです)ので、重要度の順番を決めることは難しいと言うか・意味がないと思います。
昔ながらの文化や風習を大切にする気持ちは大切です。 しかし、現在に合わないことを無理に合わせようとするとズレが出来ると思います。