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超高齢化社会での葬儀

現在の葬儀業界目線から見ると、低価格化と小規模化がダブルで来ていて葬儀社に長い間勤めている人ほど、以前の売り上げや給料・手当の思い出が懐かしくなってきています。

日本が一億総中流といっていた時代は、すでに過去になり収入の格差や生活の多様化など皆が一様に同じ生活をする・葬儀も同じようにする時代も去っていきました。 現在でも社葬や合同葬なども有るのでしょうが、一般葬と言われた(一般と言う名前が怪しいですが)10年ほど前までは多かった葬儀は選ばれる方はほとんど無くなりました。 勿論、感染症を警戒しての参列者をお断りする・参列を辞退するパターンが影響が大きいとは思いますが、パンデミックが発生する以前より家族葬・直葬はありましたし、都心部ほど選ばれていたことは事実です。

そして高齢者と言われる70歳以上の方が増える中で、社会的なお付き合いが減った方の葬儀が増えていて、喪主自身が60歳以上で再雇用やアルバイトなどの仕事や活動をしていない年金受給世帯だったりします。 葬儀を行う目的は、血縁・地縁など故人とご縁がある方が集まって弔う事ですので、高齢になるほど兄弟姉妹が亡くなっていたり・入院や入所または病気などで参列が不可能であったり、社会的なお付き合いも仕事などをされていないと薄くなりますし、ご近所や趣味のお付き合い・ご友人も家族葬・直葬と言われたら参列を自粛される場合が多いです。

時代の流れと言うと大げさかもしれませんが、葬儀自体が大儲けが出来る職種ではなくなってきていますし、参列者や親戚などの食事や返礼品などの売り上げも期待するのは難しい時代になりました。 少人数で小さい規模の葬儀が主流になっていきますし、戻ることは無いと思います。