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霊安室の話 雑談

大きな病院では、多くの場合「霊安室」があります。  救急や入院で病院で亡くなった場合に、葬儀業者がお迎えに来るまでに一時的な安置をする目的の部屋となります。

私が葬儀業界に入った当時のイメージとして、霊安室は「幽霊が出そう」とか「匂いが凄いかも?」とか「気味が悪い」と思い込んでいました。  実際に霊安室へのお迎えに行った時にも、上記のようなイメージに当てはまる施設もいくつかはありました(大体が、古い施設です)   また、幽霊が出ると言う噂のある病院(霊安室)もありました。(現在では建て替えられています)

規模が大きい(市民病院クラス)病院では、霊安室が2室・3室あったりするのですが、人で不足なのか? 実際に2室を使用することは稀で、勤務する人が少ない夜間は霊安室まで職員(看護師さんなど)が連れて来てくれる病院はかなり少ないし、葬儀社が指定業者で入っている病院(有名な大規模病院でもあります)では、葬儀社のスタッフが病室などから霊安室への移動を行っています。

警察(所轄)・県警には霊安室があります。 警察が関係する死亡事例の場合、所轄の警察署や県警までお迎えに行くことになるのですが、ご遺体の安置用の部屋として霊安室があります。 また、最近では遺体用冷蔵庫を準備している警察署も増えておりますので、以前のように指定葬儀社の冷蔵庫へすぐに送られることは少なくなっていると思います。

霊安室は地下などの人があまり通らない場所にあるので、一般の人が見る機会は無いでしょうし、内装なども小さな個室(8畳サイズ前後)で祭壇などは最近は見なくなっています。  以前は葬儀社の寄贈の祭壇などにステッカーが嫌らしく貼ってありました。

意外かもしれませんが、老人保健施設などには霊安室がある方が珍しいです。 また、火葬場に保管庫や霊安室(仮の安置場所として)があったりします。

霊安室で通夜・葬儀は出来ない(手狭なので) 仮の安置場所(式場を準備する間の待ち時間の部屋) 病室を開ける為に安置する部屋 と言う使い方が多いです。