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霊柩車が減っている(お宮が乗っているタイプ)

私が葬儀業界に入った頃は、霊柩車と言えば「宮型霊柩車」であり、金ピカな彫刻をお宮(輿)の部分に張り付けてある・誰が見ても一目で『霊柩車』だと判る車が最も使用されていました。

利用する葬儀業社も多くて、仏教・神道やその派生の宗教での葬儀では、宮型霊柩車での出棺が当たり前と言える時代だったと思います。 それが、家族葬と言う新しい概念(ご近所や仕事などの社会的な繋がりの人の参列を遠慮していただく)が、徐々に愛知県にも広がってくる中で、派手・目を引く宮型霊柩車は合っていないと思われるようになったようで、洋型霊柩車(アメリカの霊柩車とほぼ同じ)や寝台型霊柩車(見た目は普通の車)を出棺に使用されることが増えて来ました。

また、平成の終わり頃に建設された火葬場では、近隣との取り決めなどで「宮型霊柩車で火葬場に来ない・近くを通らない」などとされる事が多くなり、宮型霊柩車には「目立ちすぎる」「一目でわかる=見るたびに葬式をイメージする」などと、家族葬とは相性が悪いと葬儀社も思うようになってきました。

そして、令和に入ると「家族葬の少人数化」「新型コロナによる参列者の急激な減少」「安価な葬儀を選択する方が増える中で、高額な宮型霊柩車はほぼ依頼されない」などの状況になり、依頼が減ってくる中で霊柩車会社・霊柩車を所有している葬儀社も、宮型霊柩車を車検などの際に廃車にするなど台数を減らしています。